VitaにHENkakuをインストール②
さて、前回導入するのに必要なものをお話しましたので、今回こそはインストールしてみましょう。
前回の必要なものをしっかりと見ながら、一つ一つ理解しつつやっていきましょう。 巴旦杏(はたんきょう)こと私はここで苦戦しました、ホントです。
では、始めて行きましょう。
①AIDからキーを作る
AIDってなんなの?と思いませんでしたか?私は思いました。
これはPSNアカウントに紐付いた16桁のユニーク文字列……とのことです。
確認にはCMAをWindwosやMacで使用していないといけないとのこと、つまりPCがなければAIDは分からないんですね。
また、AIDはCMAのバックアップフォルダのパスも利用されているそうです。
ちなみに巴旦杏のPCでCMAの設定画面から確認してみるとこんな感じですね。
画像の通り、青く塗りつぶしている箇所の文字列がAIDです。(見えないけどここにあります)
さて、AIDのお勉強は終わりです。
それでは次にこちらを開いて調べたAIDを入力して「送信」をクリックしましょう。
すると、送った16桁以上の文字列が返ってきますのでメモ帳やテキストエディタにコピペしておいてください。
これがキーです、だいじなものです。
②batファイル作業をする
前回ありがたく使わせていただくことにしたbatファイル二種を弄ります。
1-psvimgを複合化-展開.batと2-psvingを複合化-リパック.batのふたつです。
これをメモ帳やテキストエディタで開いてください、すると文章が出てきます。
その文章中に「AIDから生成されるキー」という箇所がございます。
その箇所を先ほど(①で)判明したキーの文字列に置き換えて保存してください。
(※二つともキーの箇所を書き換えてください)
これで②の作業は終了です。
➂インストーラに作り変える
PSPのバックアップデータ(ゲームのフォルダ NPJH~~などのもの)を用意してください。(何かあった時のためにバックアップのバックアップをしておく事をオススメします)
1)psvingtoolを使い復号化を行う
psvingtoolの中身全部と、②で編集したbatファイル二つをPSPバックアップデータ(フォルダ)にコピーします。
入れ終わったら1-psvingを複合化-展開.batを選びファイルを開いてください。
コマンドプロンプトが起動するのを待ちましょう、変な画面とか思ってビビらないように。
ログが表示されて作業完了すると「game_dec」フォルダが新しく生成されますのでフォルダを開いてみましょう。
並びとしては……
ux0_pspemu_temp_game_PSP_GAME_NPJH~~
とフォルダが続きますので最新部を開きましょう。
そして最深部の開いた先に用意していたPBOOT.PBPファイルを入れてください、元々フォルダに存在していた場合は上書きでOKです。
2)psvingtoolを使い暗号化を行う
次はPSPバックアップフォルダ(ゲームのフォルダ)に戻り、2-psvingを暗号化-リパック.batを選択してファイルを開き、コマンドプロンプトを起動させましょう。
ログが表示されて作業完了したら、「game」「license」「sce_sys」以外のフォルダを削除しましょう。残るフォルダは三つだけです。
そして最後にQCMAをリフレッシュ(データベースの更新)しましょう。
理不尽なエラーを回避するためにも、リフレッシュさせるこの流れは忘れないように。
④Vitaで起動させてインストールさせる
さて、それではPCで作り替えた体験版をCMA(コンテンツ管理アプリ)でVitaに戻しましょう。
戻してからホーム画面を確認すると、「Trinity」というアプリが追加されているかと思います。
VitaがWi-Fiに繋がっていることを確認して「Trinity」を起動しましょう。
映画「マトリックス」みたいな緑の文字列がウジャウジャっと上から出てきたらもう作業は佳境に入ったも同然です。
白い背景画面に切り替わったら、Download Vita Shell → Install HENkaku → Exitの順でボタンを押してインストール。
インストールする二段階目でsuccess!と出たら成功です。
(※初回のみDownload Vita Shellが必要です。二回目以降はInstall HENkaku → ExitでOKです。)
これで無事にインストール完了です。
これにてインストール終了です。
AIDやファイルの書き換えとややこしいこともあり、書いているこちらも嫌気が差したりしておりますが、ここさえ乗り越えれば後々の改造なんて先人の皆様の知恵もあり簡単なものです。
いやはやそれにしてもインストールだけで2個に記事が分かれるとは思いませんでしたw
それでは次回お会いしましょう、巴旦杏でした。