退廃的アーモンド

ゲーム改造・同人・ソシャゲ・ちょっとしたガジェット的な話題・紹介したいものなどをお話しするブログ

Vita Shellのお話

突然ですが皆様、Vita Shellというものに覚えはありますか?

勘が良い方なら覚えているかもしれませんね。

HENkakuを導入する際に「Trinty」というものでインストールしたアレです。

そこで初回のみ選択する項目にありましたね、「Download Vita Shell」と。

今回はそのVita Shellについてのお話です。

 

まず、このVita Shellとは何なのか。

これはVitaのファイルマネージャー・vpkファイルインストーラです。

これがあればVita本体でVItaの中身(フォルダの中等)を確認したりvpkファイルを起動させてインストールしたりできるわけです。

そして何より、VitaとPCをUSB接続してゲームやアプリといったデータを転送する役目を果たしてくれます。

つまり、Vitaを改造するなら必須とも言える代物です。

 

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この様な画面で中身が見えます。

後々お話しようと思っているPSPをプレイする方法や他機種のゲームをプレイする際にもこのアプリは必ず必要となります。

 

今回はVitashellのお話でした。

これを使わなければならないエミュレータのお話があったのにしていなかったなと思いましたので…今更かもしれませんが説明をと。

それでは次回お会いしましょう、巴旦杏でした。

VitaでPSPを楽しもう

携帯ゲーム機。皆さん携帯ゲーム機といえばどの機種を想像しますか?

ゲームボーイ、アドバンス、DS…他にも様々な機種があります。

では、これから上げる機種に共通する特徴、何だかご存じですか?

実はみんな手に入りにくく、店頭での販売数が異様に少なくなったりした面々ですね。

例えば、ゲームボーイアドバンスSP…私も買いたくてゲーム屋開店と同時に走ったら2台しか入荷してなくて泣きました…転売が横行したSwitch…そして、モンハンが社会現象にもなった…PSP

 

では、そもそもPSPのソフトはVitaで起動出来るのかと言う点ですが…皆さんはトリニティを導入したことを覚えていますか?

あれは何をトリニティのインストーラにしたかと言うと…PSPのソフトでしたね。

つまり動くと判断しても問題ないでしょう。

 

さて、だからといってVitaにPSPのソフトを放り込んで起動出来るかというと…出来ません。

やはりここでも改造したVitaが必要になります。

今回はPSP自体をエミュレートするエミュレータ「Adrenalin」を導入したいと思います。

 

必要なもの

■Adrenaline(最新版をこちらからDLしておいてください)

■FW6.61のアップデートファイル(こちら

 

では、始めましょう。

①AdrenalineのvpkファイルをVitashellで移してインストール

お馴染みの動きですね。

まずはさくっとインストールしておきましょう。

 

②FW6.61のアップデートファイルを入れる

先ほどDLしたファイルを「6.61.PBP」にリネームして、ux0フォルダ内でapp/PSPEMUCFW/661.PBPとなるように配置してください。

 

➂インストールしたAdrenalineを起動させる

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アプリを起動させると、「Press X to install the PSP 6.61 firmware on your Memory Card.」となんかPSP改造の時に見たような表示が出ますので×ボタンを押しましょう。

何やら大量にインストールする様が表示されるので「The firmware has been installed successfully. Press X to boot the PSP XMB.」と表示されるまで待ちましょう。

表示されたらを×押して終了して下さい。

するとアラ不思議!懐かしいPSPのホーム画面が現れます。

確認できたら一度落として次の手順へ。

 

次はux0フォルダ内のtai/config.txtの*kernel欄に

*KERNEL
ux0:app/PSPEMUCFW/sce_module/adrenaline_kernel.skprx

と記述して本体を再起動してください。

もう一度Adrenalinを起動させれば……完了です。

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えー、これにてPSPエミュ作動できました……が、肝心なゲームを動かしておりませんね。

では次へ。

 

④ゲームを起動させる

まず、前提として皆さんに覚えておいていただきたいのは、PSPメモステ内のフォルダ替わりになるのはこのVitaの中では「pspemu」フォルダであるということです。

つまり、この中のgameフォルダ内にISOや画像データなどを入れればこれまでのPSPと同じように動くということになります。

では、ここでISOを入れてみると……

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このようにPSPで見慣れた画面になるというわけです。

 

皆さん、いかがでしたでしょうか。

PSPで楽しんでいたゲーム、久しぶりにしようとしたら充電器はあるのにPSPの充電箇所がダメになっていて充電できない……遊べない!そんな時にもVitaで出来たらほとんど変わりませんね。

是非とも良いゲームライフを。

それでは次回お会いしましょう、巴旦杏でした。

Vitaでレトロゲームを楽しもう

小学校の時ハマったゲーム、覚えていますか?

やはり友人と対戦したポケモンでしょうか?兄がいた方、どうしてもストリートファイターで勝てなかったりしませんでしたか?DQⅤで勃発する、ビアンカ派とフローラ派の戦争……違いますか?ちなみに私こと巴旦杏(はたんきゅう)のハマったゲームは…

 

ということで今回はVitaで懐かしいゲーム……今ではレトロゲームと言われている名作たちをVitaでプレイするためのエミュレータを導入したいと思います。

 

今回導入するエミュレータはマルチエミュレータシステム「retroarch」です。

Vita版だけではなくPC版も存在するそうです。

そしてマルチエミュレータと名がつくくらいです、かなりの機種がこのエミュレータ一つで使えてしまうのです。

(全部快適に動くとは限らないのは内緒)

 

それでは導入に必要なものを。

■HENkaku導入済みVita(Vita Shellを入れておくこと)

Vita版のretroarch(リンク貼っております、vpkファイルを入手しておいてください)

■PC本体(USB接続できるようにしておく)

 

揃ったら進めていきましょう。

①retroarchのvpkファイルをVitashellを用いてVitaに移す。

USB接続した状態で、Vitashellを起動させてセレクトボタンを押すとPC画面にVita内のフォルダが写されます。

そのフォルダ内の適当な場所にvpkファイルをドロップしましょう。

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このvpkファイルを選択・決定してインストールしましょう。

これでretroarchのインストールは完了です。

 

②せっかくですのでゲームを起動させましょう。

■吸い出し等で用意したROMファイル

ここはやはり今でもたまにプレイしてしまう私の好きなこちらのゲームを起動させてみましょう。

異なる機種のものを用意してみました。(烈火の剣撮影忘れてました……)

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いやー、懐かしいですね。

マリオRPGなんてスーファミで持っているのにWiiのVCで購入するくらい好きでしたよ本当に。(意味不明)

 

と、その前に少しこのエミュレータでゲームを起動させるために必要な箇所だけ説明を。

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Load Core→エミュレータの選択

Load Content→ROMの選択

この二つが分かればとりあえずゲームはできます。

 

uma0 ux0 ur0など様々な場所がVita内に存在するのをVitashellでファイルを入れる時に見たかと思いますが、このエミュレータではどこからでもROMファイルを読むことは可能です。

ちなみに私はux0の中にROMフォルダを作って入れております。(その方が分かりやすい)

では実践へ。

まずGBAファイアーエムブレム烈火の剣を起動させて見ましょう。

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GBAは成功です。

ものによってはかくついたりモッサリ動作だったりしそうですね。

 

次はGBCシレン(砂漠の魔城)です。

GBCが動けば普通の白黒GBも動くでしょうから、とりあえずやってみましょう。

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GBCも成功です、実質GBも問題ないでしょう。

 

では最後にスーファミのマリオRPGを。

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SFCも問題なさそうです。

ただやっぱりこういう重そうな動きのゲームはモッサリ感ありますね。

多分ロマサガとかマリオワールドとか平面的なものなら動きやすいんじゃないかと思います。

ちなみにドット数が凄いFF6は起動させてみましたがモッサリ動作&音割れがありプレイには難しいかと…

 

この他にもファミコンメガドライブもエミュレート出来るそうです。

ですが巴旦杏がしたいのはこの辺りのゲームですので打ち止めておきましょう。

 

これにてretroarchの導入と実践はおしまいです。

PSPの頃は機種ごとにエミュを入れたりしておりましたが……今はすごいものですね。

今一度懐かしいゲームをVitaを使ってどこでも楽しんでみてはいかかでしょうか。

それでは次回お会いしましょう、巴旦杏でした。

VitaにHENkakuをインストール②

さて、前回導入するのに必要なものをお話しましたので、今回こそはインストールしてみましょう。

前回の必要なものをしっかりと見ながら、一つ一つ理解しつつやっていきましょう。 巴旦杏(はたんきょう)こと私はここで苦戦しました、ホントです。

では、始めて行きましょう。

 

AIDからキーを作る

AIDってなんなの?と思いませんでしたか?私は思いました。

これはPSNアカウントに紐付いた16桁のユニーク文字列……とのことです。
確認にはCMAをWindwosやMacで使用していないといけないとのこと、つまりPCがなければAIDは分からないんですね。

また、AIDはCMAのバックアップフォルダのパスも利用されているそうです。

ちなみに巴旦杏のPCでCMAの設定画面から確認してみるとこんな感じですね。

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画像の通り、青く塗りつぶしている箇所の文字列がAIDです。(見えないけどここにあります)

さて、AIDのお勉強は終わりです。

それでは次にこちらを開いて調べたAIDを入力して「送信」をクリックしましょう。

すると、送った16桁以上の文字列が返ってきますのでメモ帳やテキストエディタにコピペしておいてください。

これがキーです、だいじなものです。

 

②batファイル作業をする

前回ありがたく使わせていただくことにしたbatファイル二種を弄ります。

1-psvimgを複合化-展開.bat2-psvingを複合化-リパック.batのふたつです。

これをメモ帳やテキストエディタで開いてください、すると文章が出てきます。

その文章中に「AIDから生成されるキー」という箇所がございます。

その箇所を先ほど(で)判明したキーの文字列に置き換えて保存してください。

(※二つともキーの箇所を書き換えてください)

これで②の作業は終了です。

 

インストーラに作り変える

PSPのバックアップデータ(ゲームのフォルダ NPJH~~などのもの)を用意してください。何かあった時のためにバックアップのバックアップをしておく事をオススメします

 

1)psvingtoolを使い復号化を行う

psvingtoolの中身全部と、②で編集したbatファイル二つPSPバックアップデータ(フォルダ)にコピーします。

入れ終わったら1-psvingを複合化-展開.batを選びファイルを開いてください。

コマンドプロンプトが起動するのを待ちましょう、変な画面とか思ってビビらないように。

ログが表示されて作業完了すると「game_dec」フォルダが新しく生成されますのでフォルダを開いてみましょう。

並びとしては……

ux0_pspemu_temp_game_PSP_GAME_NPJH~~

とフォルダが続きますので最新部を開きましょう。

そして最深部の開いた先に用意していたPBOOT.PBPファイルを入れてください、元々フォルダに存在していた場合は上書きでOKです。

 

2)psvingtoolを使い暗号化を行う

次はPSPバックアップフォルダ(ゲームのフォルダ)に戻り、2-psvingを暗号化-リパック.batを選択してファイルを開き、コマンドプロンプトを起動させましょう。

ログが表示されて作業完了したら、「game」「license」「sce_sys」以外のフォルダを削除しましょう。残るフォルダは三つだけです。

 

そして最後にQCMAをリフレッシュ(データベースの更新)しましょう。

理不尽なエラーを回避するためにも、リフレッシュさせるこの流れは忘れないように。

 

④Vitaで起動させてインストールさせる

 

さて、それではPCで作り替えた体験版をCMA(コンテンツ管理アプリ)でVitaに戻しましょう。

戻してからホーム画面を確認すると、「Trinity」というアプリが追加されているかと思います。

VitaがWi-Fiに繋がっていることを確認して「Trinity」を起動しましょう。

映画「マトリックス」みたいな緑の文字列がウジャウジャっと上から出てきたらもう作業は佳境に入ったも同然です。

白い背景画面に切り替わったら、Download Vita Shell → Install HENkaku → Exitの順でボタンを押してインストール。

インストールする二段階目でsuccess!と出たら成功です。

(※初回のみDownload Vita Shellが必要です。二回目以降はInstall HENkaku → ExitでOKです。)

これで無事にインストール完了です。

 

これにてインストール終了です。

AIDやファイルの書き換えとややこしいこともあり、書いているこちらも嫌気が差したりしておりますが、ここさえ乗り越えれば後々の改造なんて先人の皆様の知恵もあり簡単なものです。

いやはやそれにしてもインストールだけで2個に記事が分かれるとは思いませんでしたw

それでは次回お会いしましょう、巴旦杏でした。

VitaにHENkakuをインストール①

前回の記事の続きです。

ここではVitaのバージョンが3.69や3.70と新しいものでもインストール出来るHENkakuインストーラ「Trinity」を使って導入したいと思います。

では、Vita改造の世界へ踏み込みましょう。

行ってみよう!

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ランランルー懐かしい)

 

★用意するもの★

■Vita本体(巴旦杏のものは3.70でした。充電はしっかりしておいてください)

 

PSPソフトのバックアップしたもの(前回PCにバックアップしたもの)

 

■psvingtool(検索して作業環境にあったものをDLしておいてください、検索して出てきたサイトの一番下にありました)

 

■PBOOT.PBP(下のアドレスでDL出来ます)

https://github.com/TheOfficialFloW/Trinity/releases/download/v1.0/PBOOT.PBP

 

■batファイル(yyoosskのメモ様の作業簡略化ファイル)

yyoosskのメモ様のこちら(Trinity紹介記事)の「コマンドラインの使用の仕方が分からない人用のbatファイル」という項目のリンクから頂いてください、大変便利なものを用意して頂いたことに最大限の感謝を。           

ドライブを開いたら右上のダウンロードアイコンから保存してください。(Chromeを使用しております)

 

■QCMA(いつもの)

説明不要ですね。

 

以上が必要なものになります。

 

さて、本来でしたらここから導入へ……と行きたいところですが、準備するものの説明だけでなかなか使ってしまいましたね……

あまりウダウダと書いても見にくいので記事を分けようと思います。

次もなかなかややこしいですが、ここまで来たら導入はもう少しです。

それでは次回お会いしましょう、巴旦杏でした。

Vitaを改造する準備~HENkaku準備編~

次はHENkakuを導入する準備しましょう。

お勉強はないのかですって?というかこれがないと改造できないのでさくっと導入してしまいましょう。

一言で言うならPSPソフトをインストーラーに変えてVitaに放り込んでインストールする、これが今回の目的です。

ちなみに今回のこちら、多くの人が該当すると思われる3.69or3.70のバージョンに対応したものを使います。

では、必要なものを。

 

★準備するもの★

■Vita本体(巴旦杏が使用したのはガッツリ新しいゲームをしてたので3.70、充電はしっかりとしておきましょう)

■QCMA(前述の記事を参考にしてください)

 

~手順~

①まずPSPのソフトをストアから落としましょう。なんでもOKですが、無料版の軽いやつにしときましょう。(なお巴旦杏はYs SEVEN 無料版にしました

 

②ホーム画面のバブルに追加されたことを確認できたら次はコンテンツ管理アプリをホームから選択して起動しましょう。

                   

③コンテンツ管理アプリを起動させたらPSPの項目を選び、本機からPCへバックアップを取ってください。

ここでしたいことは、先ほどDLしたソフトをPCへ送る(=バックアップする)ことです。

このバックアップしたものを弄ってインストーラにするのがこの記事の最終目的です。

 

さて、この記事ですることはここで一旦終了です。

次回はこのバックアップしたものをインストーラにしてHENkakuをVitaに導入したいともいます。

次はなかなかに大変……と言うよりややこしいですね、頑張ってみましょう。

それでは、巴旦杏でした。

Vitaを改造する準備~QCMA編~

まず、改造をする前にこちらのツールについて少し学びましょう。

 

QCMAとは、一言で言いますとCMA(コンテンツ管理アシスト)の非公式版です。

CMA自体あんまりぱっと出てこないという方いますでしょうか?          

VitaをPCとUSB接続した際に「インストールしなよ!」って出てくる公式のバルーンみたいなアイコンのやつです、アイツです。

さて、ではそのQCMAを使うと何ができるかと言いますと……

本来のCMAではエラー扱いされて入れることのできない改変したデータ、こういったものもQCMAを使えばVita本体に転送できたり、Vitaのバージョンを変更できたりとサポートには持って来いな代物です。

では、早速インストールしてみましょう。

 

~手順~

①QCMAのインストーラーを落としましょう。(Windows仕様)          

お手持ちのPC動作環境に適したものをチョイスしてください。

 

インストーラを起動すると「Please select a language」と出るので「Japanese」と選んでおいてください。

改造しようと頑張ってる人なら中学レベルの英語ですので余裕ですね。

 

③セットアップウィザードが起動したら本能の赴くままにボタンを押して利用規約を読んで問題なければ同意してください。

インストール先とショートカット作成先を決めたらインストール開始です、完了までお待ちください。

 

④CMAが起動している場合は終了させてから、QCMAを起動させてください。

設定画面が立ち上がれば成功です。

設定画面はインストールした際にVita本体の形のようなアイコンがショートカットで作成されていると思います。

そのアイコンを右クリックで設定を選択して開いてください。

どう扱うかは他にもしている方が詳しく紹介しておりますのでそちらをお願いします。(きっとここよりももっとわかり易いので)

 

※注意

QCMAはデータを追加したら必ずリフレッシュ(データベースの更新)を行ってください。

リフレッシュさせないとエラーを起こしてしまうことがあります。

データを入れたら即リフレッシュ、トイレの後は手を洗うのと同じ様に習慣づけてください。

(リフレッシュはQCMAの再起動orアイコン右クリック→データベースの更新でできます)

 

さて、これでQCMAについて終わります。

次はHENkaku導入についてお話したいと思います。

次の記事の内容が無事に終わればとうとう本格的な改造です、頑張りましょう。

それでは、巴旦杏でした。